ゴルフの未来1 

今、日本のゴルフ業界では、ゴルフ人口が将来減ってしまう事を危惧しています。
でも野球だってサッカーだってスポーツ人口は減っている。
今日では、テレビ放送も地上波ではほとんど中継していない。
ゴルフは地上波中継があるだけましかもしれません。

でもよく考えれば、これから総人口が減る日本にとって、スポーツ人口も減るのは自然の流れなんです。
では一体諸外国はどうだろう?アメリカやヨーロッパのゴルフ人口は?

やっぱり減っています。
日本だけの問題じゃないんです。

昔は趣味と言えば、スポーツが中心でした。
ゴルフも、草野球も、スキーも。
でも最近は様々な娯楽がある。
スポーツ人口は将来減る運命なんです。

でも、業界としては何とかしなくてはならない。
ゴルフ人口が減れば、ゴルフ場、スポーツメーカー、アパレルメーカー、放送局、プロゴルファー
皆困ってしまいます。業界をあげて何とかしないとね。

ゴルフは時間が長い。お金も掛かる。車も必要。1人ではやり難い。
時間や、経済的な問題、インフラ、様々な条件が必要。
だから、これから参入する人達が手軽に始められるスポーツじゃない。

業界もいくらか努力はしています。でも中途半端。
正直、団体が利権で別れていて、横の連携がないので、各団体がバラバラに動いています。
協力体制がないので、大きな動きにならない。相乗効果が出ない。だから尻つぼみです。


でも・・・・・
根本的に違うと思う・・・・
ゴルファーを増やすための考え方が・・・

「若い人を増やそう!」として、若い人に値段下げたりして啓蒙しているけど何かが違う。
皆さんはどうだろうか?
ゴルフを始めたきっかけは幾つの時でした?
私が始めた時は今から30年前。バブルのころで年齢も20歳前後でした。
ゴルフ場が2か月前の10時に電話しても予約が取れ無かった。
ゴルフ予約するだけなのに人気ロック歌手のチケット取る並の難易度です。
でもそんな私もゴルファーとしては非常に若い年代。20歳代のプレーヤーなんて当時だって皆無でした。
プレーするのはみんなおじさん。女性ゴルファーも稀。だからゴルフする女子は「おやじギャル」なんて言葉が流行ったくらいです。
結局はゴルフ場が一番賑やかで、ゴルフ人口が最も多かったバブルの頃でも、若い人はゴルフをやらなかったんですよ。

ゆったり動くスポーツより、サッカーやバスケットのようなスピード感がある方が若い人は好きなんです。
若い人はお金もない。ゴルフや釣りの様に、1日の時間浪費する趣味は若い人に向かないのです。
そこを掘り起こす事がホントにゴルフ業界の起死回生のマーケットになるのか?
業界は本気でそう考えてるのかな???

長くなるので続きは次回・・・
2017年2月11日付

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